昨日は東北での省エネ建築の取り組みを簡単に紹介しました。
本当に東北でも、しっかり省エネ建築が普及するといいな〜と思っていましたが、残念ながら 早田の出番はそんなに無いといいますか、以前勤務していた社長さんとの約束を守るというか・・・東北にはご縁がありませんでした。今回は 会津にお呼びいただきました。
会津で再生可能エネルギーの推進や持続可能な社会を模索されている 「会津電力」さんです。
彼らは 再エネの世界では結構ニュースな企業です。 地元の酒造元である 大和川酒造さんの代表 佐藤彌右衛門さんが 地元会津に再生可能エネルギーをということで取り組まれています。以前より このニュースは耳に入っておりました。 こちらに 省エネ建築・低燃費住宅の取り組みのご紹介にお邪魔しました。
夜になりましたが酒蔵に訪問
素晴らしい構えの さすが酒蔵!!という感じです。
重厚な門が、漆喰の壁
打ち合わせ終了後、こちらにいきましょう・・・ということで 訳も分からずお邪魔しました。
最初は 大和川酒造様の本社社屋に 佐藤様にご挨拶にでも伺うのかな〜という感じです。 でも 酒蔵です。僕らの高松の本社も95年前に建築され使われていた 酒蔵ですので 非常に親近感がわきます。 さーて、中に入ってみました!!
中では楽しそうな雰囲気の会が!
入ってみると 楽しそうな雰囲気です。ちょうどイベントの日だったようです。
蔵ずまいの日 だったようです。 筑波大学の工芸・デザインの先生がこの会津に通い始めて 5年。 地元の方と仲良くなって、漆で作られたお椀、お皿、竹細工で作られた籠などと 地元の方がみんなが集まってのお披露目の日
おむすび、煮物、ご馳走だらけ
素晴らしい手料理の数々です。 本当の漆の器も素晴らしいものでした。 和食は 味、盛り付けが繊細なのもさることながら、器のバリエーションも秀逸ですよね。 本当に素晴らしい一点一点の器で関心して さらに味も美味しくなります。
おもてなしの心がこもります
この馬刺し、いままで 食べたものでこんなに美味しいものはなかったというくらい 素晴らしい赤身。まったく脂身もなく さっぱりしていて たくさん頂戴しました。
そして お酒
ここは お酒の酒蔵です。 素晴らしい本当にこれは日本酒か?!と思える 発泡酒だったり、本醸造のお酒、大吟醸。普段飲まない 日本酒ですが、美味しいのでファンになりました。
このぐい呑は 漆です!
こんな「ぐい呑」「おちょこ」というのでしょうか?こんな素晴らしい工芸品で飲めるなんて、やはり味もさらに格別な気がします。
このお髭素晴らしいでしょう・・・
この方達が大事にしていた 材木から素晴らしい器や漆が塗られて出来上がっていきます。本当にうれしそうにされていました。
竹細工の伝統を守る地元の方々
地元の工芸品である 竹細工を守る地元の方々、右の白髪のご老人 お歳は94歳!めっちゃ元気でした。でも、若い人の習い手がいなくて 後継者がいないから、「どんどん1歳ずつ歳をくっていく〜」って言われてました。 このような 素晴らしい、人に 育まれる文化、食、いいな〜と 正直ほっとする2時間の時間でした。
まったく 仕事と関係することではありませんが、会津を好きになる そんな僕にとっては素晴らしい体験でした。
ここもいい雰囲気でしょう〜
ここはワインとコーヒーのお店
ここも いい雰囲気でしょう! 酒蔵から歩いてすぐのところにあるんです。
37年前に改装して ずっと31歳のときからやっているマスターに ワインとコーヒーを頂戴しました。JBLの古いスピーカーから 素晴らしいBGMが流れてこちらも 気持ちの良い時間でした。
これから 会津でどのような取り組みができるのか、、、まだ 今回は伺って最初の話し合いでしたが、でも 仕事以前に この素晴らしい故郷、地域を元気にしないといけない! 地方は疲弊している、地方は大変だ!という話が多いなか・・・「地方も幸せそうだ・・・」と思える 本当にまた行きたくなる 会津・喜多方の地でした。
震災後 福島県は大変でしょうが、それでも 地方を再生可能エネルギーをひとつのきっかけにして「地方創生」をしようとしている 佐藤彌右衛門さん 大和川酒造さん そして会津電力さん 意見も一致していますし、これから何かご一緒できればいいな〜と思いながらの1泊2日の素晴らしい体験でした。
会津に訪問・・・ちょっと寄り道
posted on: author: h-souda category: 省エネ建築