久しぶりに東北に出かけました!
思ったほど寒くないというのが印象でした。
街中でもイチョウが美しい
東北を離れて6年になります。 前の職場の方との約束もあり、なかなか東北に行く機会がない早田です。今回はある地域での取り組みで何かご一緒できないか・・・というお話合いと いいましょうか・・・お見合いといいましょうか・・・そんな旅でした。
早田は非常に残念に思うことがあります。震災後3年が経過します。東北の中心都市 仙台も 福島の浜通りいわき市も、復興後非常に賑わっていたというニュース。 とても そんなこと 文字に出来ないくらい痛ましい事故でしたが、それでも 人間は力強く復興をして前進している。
でも、僕は省エネ建築で 地域をよくしたい人間です。
ただただ、復興住宅が建築されるプレハブで寒い、残念な・・・思いをしているところに ニュースが入りました。
「ドイツから義援金で川内村の方にコミュニティーセンターの建築の予定がある!」そのときに直感で この建物だけでもせめても 暖かい持続可能な建物を! ということで エネルギーパス・低燃費住宅の仲間たちとプロジェクトを立ち上げました!
「暖かくて、かつ現状仮説で避難されている郡山から川内村に戻れる時も活用できる建物!」
ということで いわき在住の 小林さん(エネルギーパス主席研究員)二葉の家さん(栃木県大田原市)の協力で完成した建物です。
川内村コミュニティセンター その建築の様子はこちらをごらんください。
現在は 郡山で1年以上 みなさんの憩いの場で活用された後、川内村役場の裏まで また分解して移設しました。その後は 長崎大学と川内村の調査施設などで利用していただいているようです。
僕らはその後 福島はじめ東北の復興住宅などにお手伝いはできていません。そして僕らの昔の仲間などから聞く話は非常に悲しいというか、しょうがないというか そのような気分です。
「まずは 性能よりも住めればいいんですよ。」 こんな感じが2011年の意見
「復興・復興って建設業者も不動産業者も好景気ですよ」こんな感じが2012年〜13年
「建物と不動産の値段・家賃だけが上がって この先どうなるのかな〜」これが最近の意見。
本来は震災後の東北だからこそ、エネルギー自立を目指し まず公的な建築物から「省エネ」を推進し、今後建築する建物は民間であっても「省エネ基準を厳しくし、必要な助成金は投入する。」なんてことは 夢のまた夢。
どんどん 「フツーの家」これまで通り 寒い家、エネルギーコストが増大な家が供給され、 改修にも そのような配慮がなされませんでした。
東北は熱需要が 関東に比べても非常に多く、でも年収は決して高くない。だからこそ、この 時期に断熱をしていれば非常に将来に向けて 前向きな投資になったのに・・・でも そのことを考えても みなさんそんな気分ではなかったし、建築業者も 目先のことで精一杯だったのでしょう。
2014年も終わりに向かい、この3日間でようやく そのようなことではいけない!と思っているメンバーに出会い、また 双方で協力し、プロジェクトが起きるかもしれません。 また 動きがあれば随時レポートします。
- 普及価格帯での高性能住宅を地域の方と連携しているプロジェクトの応援
- 熱需要が極めて大きい地域での集合住宅 熱供給の共同プロジェクト
これが、2015年にかけて実現できれば!ということが具体的に相談できた3日間でした。
もうすぐXmas さすがにLED
会津に向かう途中磐梯山かな〜?