ドイツ強化合宿 続2日目(再生可能エネルギー・持続可能な街造り)

posted on: author: h-souda category: ブログ・想い / 再生可能エネルギー / 持続可能な街づくり

村上 敦さんにフライブルク市内の 再生可能エネルギーの施設を ずっと見学させてもらいました。

下の写真は ロードサイドの未利用傾斜地を活用した 市民ファンド なんと2006年にサンヨー製!

当時は 60セント/kwhの固定買取価格(いまなら 70円くらい?!) もちろん設備費用も高かったのですがそれでもこのように大規模な 300kwもの発電所を 市民の力を結集して建設し運営していました。 素晴らしいことです。

こんなことが、日本で出来たら、早く行いたい!! でも いろんな問題 障害 意識の違いがある 我が国日本がんばろう!

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いいな〜 こんなことをしたいな・・・なんて 歩いていましたら、歩道の脇にある クラインガルテン(市民農園)こちらも、線路脇とか、河川の脇とか、家族みんなで家庭菜園やら、バーベキューやらを楽しめる区画です。

ここには 当然人が住む事は駄目ですのでインフラはありません。でも、いまの時代 多少電気があったほうが便利ですよね!

だから、自前でパネルを屋根に取り付けて電気が使える様に 「日曜大工」・・・「日曜再エネ?」工事をされているのです。みんなお父さんがこんなキットを買ってきてするのだそうです! なんか微笑ましいし こんなことが普通に見れる国、街が素晴らしいと感じて歩いていました。

 

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フライブルク郊外を車で30分ほど走りました。。。

ぶどう畑がずっと続く農園を抜けながら ひた走ると、出てきました!! メガソーラー

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ずっと ずっと ずっと 走っても続くのです・・・その距離 約2kmはあったかと思います。

このソーラー現在建設したばかりのもので サイズは 7.8メガ(7800kw)だそうです。それでも建築費はというと・・・

なんと! 10億円ちょっとしかしないといいます。(その場合に 1kwあたり13万くらい。多少為替も影響しますが)

この事業主はこの村の人々 この村は全人口2000人ほどの村です。 この建築をしたF&Sソーラー社は20%しか事業主になれず、残りは全て 市民出資。村の貯金です。 約8億を 村のみなさんが貯金を下ろして 20年間利息をもらうのです。

でも、フライブルクにはこのような平地や山の丘陵部には基本的に メガソーラーの建築を認めていません。この場所はずっと湿地帯でどうしても農業が出来なかった、未利用な土地であった為に、建設許可がおりたようです。

しかしワイン・ぶどう畑のこの村に延々と続く メガソーラーしかも このソーラーで 820万kw/年の発電をされるでしょうね。

2000人のこの村は どのくらいの電気を1年間で使用するでしょうか? 想像ですが、1世帯年間3000kwとして、600世帯あるとしても 180万kw/年 無駄遣いをしても 絶対にエネルギーは余るはずです。 この村は景色も奇麗だし、ワインも美味しいし、平和だし、空気も美味しい、エネルギーも沢山造っている・・・ 言う事ないわけです。

※日本の世帯平均は 5500kw前後ということが統計に出ます(実際は1人暮らし世帯も入るのでこんなに少ない数値

ドイツの方は日本の半分くらいしか電気を使用していないという感覚で 3000kwと書いています(統計から導いてません)

しかも 売電収入が 外国や、中央の投資家お金持ちに 逃げるのではなく、この村の方々に80%は循環するのです。

エネルギーが自立して、また、売電収入で 貯金、年金になり・・・いいな〜 早田も早くこんな素晴らしいプロジェクトを自分でできるようになりたい!とそう 心に誓うのでありました!

 

 


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