初秋のフライブルグ合宿!

posted on: author: h-souda category: ブログ・想い / 低燃費住宅 / 持続可能な街づくり / 省エネ建築

9月の上旬に フライブルクに仲間らと技術研修に行ってきました。

今回は 「換気」「空調」「冷暖房」「給湯」のこれら 【設備設計】の実践合宿です。

最初の2日間が 設備設計概論 約20時間です

そして 後半の3日間が 設備計画実践 約30時間

素晴らしい2人の先生にご教授戴きました。

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ミュンヘン工科大学 デュプロム課程卒業 Zapfさん

エネルギーエンジニアである彼から設備基本設計を習いました。

2000ページあるマニュアルも凄いものでしたが、彼が大学時代に 熱・換気の小規模なもの

から 最終的には原子力まで学んだという事。 その中で彼は 木質バイオマス・ガスなどを

中心に仕事をしてきて、独立されたかた。

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設備であるにも関わらず、結局は 壁の断熱や湿度曲線からスタート

空調を学ぶということは、そういうこと・・・でも 日本の設備設計には

躯体の概念というのはどのくらい入っているのか 非常に疑問を持ちました。

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飽和水蒸気量・結露曲線図 基本中の基本の図式で、何度も使いながら概要を理解!

詳細は 今後の僕らの経営のうえで 【超〜重要事項】ですので 記載できないのですが

ただ、ただ 知らないこと、驚くべき事が多かったと同時に、僕らのこれまでの20年は

いったい何だったのか・・・という感じすら思いました。

 

 

これは 決して、これまで 僕らが造ってきた住宅が間違いだった・・・ということでは

ありません。

「日本における 住宅 とりわけ設備は 設備メーカー主導で誘導されてきたのです」

単純に 給湯器も、空調であるエアコンも、換気計画も 住宅を販売している方、工務店

全然 理解をしていないと思います。

 

早田は、16年前から 「高気密・高断熱」を山梨・長野で実践してきました。

恐らく、当時から先進的であったと思います。

俗にいうQ値換算でも 1.6程度のものは16年以上まえから建築していました。

隙間の大きさを示す C値も 0.3〜0.5くらいを平均的に施工していました。

長持ち・耐久性・メンテナンスコストも考えていました。

窓も 16年前から オール樹脂サッシュで かつLow-Eペアガラスは普通に採用していました。

 

しかし 給湯・換気・冷暖房は 確かに理論から設計までというのはしてこなかったのです。

というか 日本中の会社 大手メーカーに至るまで絶対出来ていないと断言します。

 

あまりにも 違いすぎて、本当にショックと同時に また 希望が持てました!

ここを改善したら 更に 良い住宅・街が構築できると!!

そんな想いで 5日間の研修を ドイツで受けてきたのです。

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9月の初めでもフライブルグは紅葉開始!

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栃の実がたくさん道路に落ちています!

 

「未来の子供たちのために・・・」

まだまだ 僕らには出来る事がある! やれることがある!!

たくさん学んだ 非常に充実した5日間の研修は 折を見て 時々書いていきます!

あまりにも 内容が濃いので・・・

 


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